“炯”の読み方と例文
読み方割合
けい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鎌首をもたげたままじっと睨むようにしている。だからわれわれには、ちょっと気づかぬことも多いのだが、助七などはそこは、さすがに炯(けい)眼である。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
蛇のように炯(けい)けいとした鋭い彼女の眼は、もうすっかり私を呪縛してしまったので、この怖ろしい老女から眼をそらすことも、身をひくことも出来なくなった。
不愍(ふびん)ではあるが、お久良と新吉とを、このまま放してやることはなるまい——と、法月弦之丞の眸は、いつのまにか、炯(けい)として、一脈の凄味(すごみ)を帯び、お久良の返辞を
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)