“溌刺”の読み方と例文
読み方割合
はつらつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まるで、人形のような端正(たんせい)さと、牡鹿(めじか)のような溌刺(はつらつ)さで、現実世界にこんな造り物のような、艶(あで)やかに綺麗(きれい)な女のひとも住むものかと、ぼくは呆然(ぼうぜん)、口をあけて見ていました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
そういって語る安宅の顔付には、その年頃の溌刺(はつらつ)たる青年とは思えず、どこか海底の小暗(こぐら)い軟泥(なんでい)に棲(す)んでいる棘皮(きょくひ)動物の精が不思議な身(み)の上咄(うえばなし)を訴えているという風に思われた。
三人の双生児 (新字新仮名) / 海野十三(著)