“渭(い)” の例文
「——折も折、渭(い)の津(つ)のお城に、何ぞ不吉なことがなければいいが……」こう思う不快さに目をつぶった。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何かに要(い)るからでござンしょうが、廈門(アモイ)船や西班牙(スペイン)船から長崎沖で密買した火薬を、この阿波の由岐(ゆき)港に荷揚げをしてコッソリと、渭(い)の津(つ)の山へ運びこむってえ噂が、もっぱら評判でございますよ
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)