“洟垂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はなた72.7%
はなたら9.1%
はなったら9.1%
はなつた9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黍畑(きびばたけ)、桑畑などから、それを見つけて、附近の部落の腕白者や、洟垂(はなた)れを背負った老婆(としより)などが、螽(いなご)のようにぞろぞろ出て来て
大谷刑部 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折から子供を背負つた十歳(とを)ばかりの洟垂(はなたら)しの頑童(わんぱく)が傍(そば)に来たので、怪んで自分は尋ねた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
洟垂(はなったら)しが、俺は料簡(りょうけん)が広いから可(い)いが、気の早いものは国賊だと思うぞ、汝(きさま)。俺なぞは、鉱蔵は、村はもとよりここに居るただこの人民蒼生(じんみんそうせい)のためというにも、何時(なんどき)でも生命を棄てるぞ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ダンチェンコ氏が日本のさる田舎(ゐなか)の停車場(ステーション)で、何心なく汽車の窓から首を出すと、そこの柵外に遊んで居た洟垂(はなつた)らしの頑童共(わんぱくども)が、思ひがけず異人馬鹿と手を拍(う)つて囃(はや)したので
露都雑記 (新字旧仮名) / 二葉亭四迷(著)