“欺(だ)” の例文
『悪い狼奴がどうして妾を欺(だ)まして、出世をしたか——』といふ長い文章を書いて王様に進呈しました。
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
外面如菩薩(げめんにょぼさつ)内心如夜叉(にょやしゃ)などいう文句は耳にたこのできるほど聞かされまして、なんでも若い女と見たら鬼か蛇(じゃ)のように思うがよい、親切らしいことを女が言うのは皆な欺(だ)ますので
女難 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
苦学生誘拐専門の男に欺(だ)まされようとしたとき、主人に注意されて、その後は男の人に気をつけてはいたが、しかしこの男こそは一目見てもそうした種類の者でないということを私は信じた。