“梅鉢”の読み方と例文
読み方割合
うめばち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、加州の紋じるしらしい梅鉢(うめばち)の旗を先に立てて、剣付き鉄砲を肩にした兵隊の一組が三条の方角から堺町通りを動いて来た。公使一行を護衛して来た人たちだ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
一つの扉には葵(あおい)の紋(もん)があって、中に「贈正一位大相国公尊儀」と刻し、もう一つの方は梅鉢(うめばち)の紋で、中央に「帰真 松誉貞玉信女霊位」と彫(ほ)り、その右に「元文(げんぶん)二年巳(み)年」
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
と鶴の一声(ひとこえ)で、忽(たちま)ち結構なお料理が出ました。水飴を棄(すて)ると、お手飼(てがい)の梅鉢(うめばち)という犬が来てぺろ/\皆甜めてしまいました。それなりに夜(よ)に入(い)りますとお庭先が寂(しん)と致しました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)