“板庇”の読み方と例文
読み方割合
いたびさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さあ、御(お)あたり。さぞ御寒かろ」と云う。軒端(のきば)を見ると青い煙りが、突き当って崩(くず)れながらに、微(かす)かな痕(あと)をまだ板庇(いたびさし)にからんでいる。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
さう言ひ乍ら平次は窓の外を覗きましたが、板庇(いたびさし)がひどく腐つて居て、曲者がこれを渡つて窓へ近づいた樣子もありません。
例の新築された会所のそばを通り過ぎようとすると、表には板庇(いたびさし)があって、入り口の障子(しょうじ)も明いている。寿平次は足をとめて、思わずハッとした。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)