“朔蓬”の読み方と例文
読み方割合
さくほう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雀躍(じゃくやく)して家にとって返した紀昌は、再び窓際の虱に立向い、燕角(えんかく)の弧(ゆみ)に朔蓬(さくほう)の簳(やがら)をつがえてこれを射れば、矢は見事に虱の心の臓を貫(つらぬ)いて、しかも虱を繋いだ毛さえ断(き)れぬ。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)