“映(ば)” の例文
その日の弁当(持ち運び映(ば)えのしない)を鴉でも喙(ついば)むだけの骨折甲斐のない包みにして積み重ねた石ころの上に置いて、仕事にかかっていたのに。
あの堅い建築物と、色彩の強い装飾の中では、女の縞(しま)お召(めし)の着物がちつとも見映(ば)えがしない。愛子が「あすこは椅子ですから」つて洋装で行つたのには、俺は驚いた。
畜生道 (新字旧仮名) / 平出修(著)