“效(き)” の例文
新字:効
すぐ效(き)いちやつて、わけなく手(た)ぐり出されちやつたんだが、條虫が出ちまつたら、その人は、一升も飮めなくなつちやつたんだが——
夏の夜 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
手當てとしては、彼等を教室の眞中まで押出して、お説教が終るまでそこに立たせて置くことであつた。時時、彼等の足は效(き)かなくなつた。
いや、わしの脚氣は持病だから、藥は效(き)かない。それよりも、これから毎日すこしづつそこらを歩いて見ることにしよう。さうして自然に脚を
蠢く者 (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
この藥は、たしかに效(き)く。さあ、もうかうなつたら、脊中にでもどこにでも、からだ一面に塗つてくれ。おれは死んだつてかまはん。色白にさへなつたら死んだつてかまはんのだ。さあ塗つてくれ。
お伽草紙 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)