“懈(た)” の例文
……柱かけの花活(はないけ)にしをらしく咲いた姫百合(ひめゆり)は、羽の生えた蛆(うじ)が来て、こびりつく毎(ごと)に、懈(た)ゆげにも、あはれ、花片(はなびら)ををのゝかして、毛(け)一筋(ひとすじ)動かす風(かぜ)もないのに、弱々(よわよわ)と頭(かぶり)を掉(ふ)つた。
蠅を憎む記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
いま懈(た)ゆく
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
また懈(た)ゆく。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)