“忍草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しのぶぐさ50.0%
しのぶ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中(うち)に或る深山の谷間を通ったら福岡地方で珍重する忍草(しのぶぐさ)が、左右の崖に夥しく密生しているのを発見したので、奈良原到が先ず足を止めた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
こんな曲りかけた家などに配合すると藪からしの太い蔓も忍草(しのぶぐさ)よりもはかない風情(ふぜい)が見えないでもない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
家司(けいし)などにも気のきいた者などはなくて、修繕を少しずつ加えるような方法もとらないから、雑草が高く伸び、軒の忍草(しのぶ)が得意に青をひろげていた。
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ずっと陽照りつづきで檐下(のきした)の忍草(しのぶ)までグッタリと首を垂れている。
顎十郎捕物帳:18 永代経 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)