“得脱”の読み方と例文
読み方割合
とくだつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎も角もそのお住の得脱(とくだつ)成仏(じょうぶつ)するように、仏事供養を営むが可かろうという事に一決して、一同その墓所へ参詣し、懇切(ねんごろ)に回向した。
お住の霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
どれでも勝手に箸(はし)をつけてくれい。粥(かゆ)ばかり啜(すす)っていさえすれば、得脱(とくだつ)するように考えるのは、沙門にあり勝ちの不量見(ふりょうけん)じゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
永光寺の開山(名をきゝもらせり)血脉(けちみやく)をかの淵(ふち)にしづめて化度(けど)し玉ひしゆゑ悪竜得脱(とくだつ)なし、その礼とてかの墓石(はかいし)を淵(ふち)にいだして死期(しき)を示(しめ)す。