“弁髪”の読み方と例文
読み方割合
べんぱつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同じ清国人でも、それは、非常にするどい眼をもち、苦力(クーリー)みたいに穢(きたな)くて、弁髪(べんぱつ)をグルグルと頭に巻きつけていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
支那の伍廷芳が全権公使として米国に駐(とゞま)つてゐた頃、ある日市俄古(シカゴ)に招待(せうだい)せられた事があつた。伍廷芳は尻尾のやうな弁髪(べんぱつ)を後に吊下(ぶらさ)げながら出掛けて往つた。
河岸に積み上った車の腐った輪の中から、弁髪(べんぱつ)の苦力(クリー)が現われると、お杉の傍へ寄って来て笑い出した。お杉は背を縮めて歩いていった。すると、男は彼女の後からついて来た。
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)