“岑参”の読み方と例文
読み方割合
しんしん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは出鱈目(でたらめ)でもなく、即興の反芻(はんすう)でもなく、岑参(しんしん)の詩を、淡窓(たんそう)の調べもて、正格に吟じ出でたものであります。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
是等の動詞の用法は海彼岸の文学の字眼(じがん)から学んだのではないであらうか? 字眼とは一字の工(こう)の為に一句を穎異(えいい)ならしめるものである。例へば下に引用する岑参(しんしん)の一聯に徴(ちよう)するがよい。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「かりに拙者が名をつけて吹かせてみたものです。唐の岑参(しんしん)の歌、遼東九月蘆葉断つ、遼東の小児蘆管を採る……あの心を取って吹かせてみると、どうやらものにはなりました」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)