“尾上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おのえ65.8%
をのへ23.7%
ヲノヘ7.9%
おべ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾上(おのえ)てるは、含羞(はにか)むような笑顔(えがお)と、しなやかな四肢とを持った気性のつよい娘であった。浅草の或る町の三味線職の長女として生れた。
古典風 (新字新仮名) / 太宰治(著)
(「高砂の尾上(をのへ)に立てる白玉椿(しらたまつばき)、それもがと、ましもがと、今朝(けさ)咲いたる初花に逢(あ)はましものを云々(うんぬん)」という歌詞である)
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
肌 肩 脇 胸 豐かな姿が、山の尾上(ヲノヘ)の松原の上に現れた。併し、俤に見つゞけた其顏ばかりは、ほの暗かつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫、釈迢空(著)
伊勢の国から東下(あずまくだ)りをする時代から、この種の笠をかぶりつけてもいるし、尾上(おべ)の後山(うしろやま)の復活の記念としての跛足(びっこ)は、今以てなおってはいないのだから、それは一目見れば誰でも
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)