“宜(う)” の例文
諸侯を問わず、公卿を問わず、浮浪を問わず、幕臣を問わず、彼らが期せずして儲君(ちょくん)擁立運動に従事したるも、また宜(う)べならずや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
その一死を賭して、雲蒸(うんじょう)竜変(りょうへん)成功を万一に僥倖(ぎょうこう)したる、また宜(う)べならずや。竹内式部(たけのうちしきぶ)、山県大弐(やまがただいに)、高山彦九郎の徒則(すなわ)ちこれなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼理(ペリー)江戸湾に闖入(ちんにゅう)するに際し、蒼皇(そうこう)措置を失したる、また宜(う)べならずや。外交の紛雑、幕閣豈(あ)に責なしとせんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)