“夷(ゐ)” の例文
昔は樹木ありしと云ふも、今は赭禿の山海抜千六七百尺に過ぎず。此山の夷(ゐ)して平原に下(くだ)る所はエズレルの跡(あと)也。
それも罪三族を夷(ゐ)すといふ、蒙昧な時代ならばいざ知らず、この昭代でありながら、面会人までも罪人同様に、かくの如く薄汚なく、かくの如く疎雑なる、はたまたかくの如く不待遇(ぶあしらひ)極まる建築所に
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)