“古袴”の読み方と例文
読み方割合
ふるばかま100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
粗末な着物に古袴(ふるばかま)をはき、右手をふところに入れたまま、彼は左手で、かぶっていた編笠を静かにぬいだ。
けれど其古風な門は依然たる昔の儘(まゝ)で、自分は小倉(こくら)の古袴(ふるばかま)の短いのを着、肩を怒(いから)して、得々(とく/\)として其門に入つて行つたと思ふと、言ふに言はれぬ懐(なつ)かしい心地がして
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
この方から逆寄(さかよ)せして、別宅のその産屋(うぶや)へ、守刀(まもりがたな)を真先(まっさき)に露払いで乗込めさ、と古袴(ふるばかま)の股立(ももだ)ちを取って、突立上(つッたちあが)りますのに勢(いきおい)づいて、お産婦を褥(しとね)のまま、四隅と両方、六人の手で密(そっ)と舁(か)いて、釣台へ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)