“六月”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むつき36.4%
ろくぐわつ36.4%
みなつき13.6%
みなづき13.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「六月(むつき)やそこいらで、そう育っているのでは、お産がさぞ重いでしょうね。」叔母はまた自分の年取っていることを気にした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
と六月(ろくぐわつ)の日(ひ)の照(て)らす中(なか)に、寢不足(ねぶそく)の蒼白(あをじろ)い顏(かほ)を、蒸返(むしかへ)しにうだらして、筋(すぢ)もとろけさうに、ふら/\と邸(やしき)に近(ちか)づく。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
時は六月(みなつき)のつごもり、いと暑きころほひに、宵はあそびをりて、夜ふけてややすずしき風吹きけり。螢たかくとびあがる。この男、見ふせりて
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
田の青さと、茂った樹立(こだち)の間を透いて、六月(みなづき)の空は藍(あい)よりも蒼(あお)く、日は海の方へ廻って、背後(うしろ)から赫(かっ)と当るが、ここからは早や冷い水へ入るよう。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)