“儞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なんじ41.7%
おまえ16.7%
ニイ8.3%
い8.3%
なんぢ8.3%
にい8.3%
ニ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頭より尾に至る長さ千余丈、蹄(ひづめ)より背上に至る高さ八百丈。大音に呼ばわって曰(いわ)く、儞(なんじ)悪猴(わるざる)今我をいかんとするや。
きかぬ気の爺さんで、死ぬるまで儞(おまえ)に世話はかけぬと婆さんに云い云いしたが、果して何人の介抱(かいほう)も待たず立派に一人で往生した。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
「儞(ニイ)、殺すぞ!」
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「儞(い)三が作り仕へまつれる大殿内(とのぬち)には、おれ四まづ入りて、その仕へまつらむとする状を明し白せ」といひて、横刀(たち)の手上(たがみ)握(とりしば)り五、矛(ほこ)ゆけ矢刺して六、追ひ入るる時に
儞(なんぢ)に欝懐の委曲を語りて、修羅(しゆら)の苦因を晴るけんとぞ思ふ、と大(おほ)ドロ/\で現はれ出た訳でも何でも無いが、一体将門は気の毒な人である。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
これはさもありそうな事だね。儞(にい)と声に力を入れて呼んで見たが、ただ慄えているばかりだ。小川君は炕の上へ飛び上がった。
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「呀怎麽着了(ヤソンモチョラ)、儞(ニ)!(おい、どうしていたい。……)」
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)