“イカ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:いか
語句割合
怒20.0%
生20.0%
如何10.0%
争10.0%
伊香10.0%
厳10.0%
嚴10.0%
瞋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はね蔓今する妹がうら若み、笑(ヱ)みゝ、怒(イカ)りみ、つけし紐解く(巻十一)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
祝詞にも、「生(イカ)し八桑枝(ヤクハエ)の如く」などゝあります。一夜竹・一夜松の伝説は、此から起つて居ます。
如何(イカ)に止めどなくなるのが、「ひとり語(ガタ)り」の癖とは言へ、語部の古婆(フルババ)の心は、自身も思はぬ意地くね悪さを蔵してゐるものである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
その壻候補(ムコガネ)の父なる人は、五十になつても、若かつた頃の容色に頼む心が失せずにゐて、兄の家娘にも執心は持つて居るが、如何(イカ)に何でも、あの郎女だけには、とり次げないで居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
而陸奥基衡ガ堂ノ額ナリケリト令レ聞給テ、争(イカ)デサル事有トテ、御厩舎人菊方ヲ御使ニテ、被二召返一ケリ。基衡雖レ廻二秘計一、不二承引一。遂ニ責取テ三ニ破テ帰参云々。
奥州における御館藤原氏 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
伊久米といふは伊久久米の省略にてもあらんか。伊久(イク)は伊香(イカ)、嚴(イカ)などゝ同じく蒙古語の yeke に通ひて、大の義なるべければ、伊久米も大來目も同義なりといふことを得べし。
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
『名の意は厳(イカ)なり。豆(ヅ)は例の之(ノ)に通ふ助辞、知(チ)は美称なり』(古事記伝)とあるごとく、厳之神、厳之霊といふ意に落付く語原であつた。
雷談義 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
伊久米といふは伊久久米の省略にてもあらんか。伊久(イク)は伊香(イカ)、嚴(イカ)などゝ同じく蒙古語の yeke に通ひて、大の義なるべければ、伊久米も大來目も同義なりといふことを得べし。
卑弥呼考 (旧字旧仮名) / 内藤湖南(著)
「——行者。出家ハ瞋(イカ)ルベカラズ、マタ、貪欲ナルベカラズ——とか聞いてるが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)