“つん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
劈30.8%
積30.8%
突30.8%
擘7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其勇ましい唸(うめ)きの声が、真上の空を劈(つん)ざいて、落ちて四周(あたり)の山を動し、反ツて数知れぬ人の頭(こうべ)を低(た)れさせて、響の濤(なみ)の澎湃(はうはい)と、東に溢れ西に漲り、甍(いらか)を圧し
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
随(したがつ)て下(ふれ)ば随(したがつ)て掃(はら)ふ処(ところ)は積(つん)で見る事なし。又地にあれば減(へり)もする也。かれをもつて是をおもへば、我国の深山幽谷(しんざんいうこく)雪の深(ふかき)事はかりしるべからず。
織次は飛んで獅子の座へ直(なお)った勢(いきおい)。上から新撰に飛付(とびつ)く、と突(つん)のめったようになって見た。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一彎の長汀ただ寂寞として、碎くる浪の咆哮が、容赦もなく人の心を擘(つん)ざく。黒一點の楠野君の姿さへ、見る程に見る程に遠ざかツて行く。肇さんの頭は低く垂れた。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
眞上の空を擘(つん)ざいて、落ちて四匝(あたり)の山を動かし、反つて數知れぬ人の頭を低れさせて、響の濤の澎湃と、東に溢れ西に漲り、甍を壓し、樹々を震わせ…………………………弱り弱つた名殘の音が
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)