“えせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
似而非55.0%
似非37.5%
得為2.5%
似而1.3%
偽似1.3%
僞似1.3%
回施1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マルシャンジーと呼ぶ似而非(えせ)シャトーブリアンがいた、と一方にはアルランクールという似而非(えせ)マルシャンジーも出かかっていた。
それを金助の説として聞かないで、その当時の似非(えせ)文化者流の言葉として聞いて神尾が、冷笑悪罵となったのを、金公少々ムキになって
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
然し彼は徹頭徹尾(てっとうてつび)単純にして偽(いつわ)ることを得為(えせ)ぬ男で、且如何なる場合にも見且感ずるを得る自然の芸術家であったことを忘れてはならぬ。余は寄生木によって、乃木大将夫妻をヨリ近く識り得た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
賢しらの似而(えせ)文学者どもが、いかに揶揄(やゆ)しようとも、僕はかかる言葉に打たれる。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)
偽似(えせ)君子でなければ、この中にも人間の真を見出すであろう。本来の人間とは、何と愛すべき生態で、そして無邪気なものか。
天皇と競馬 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
僞似(えせ)君子でなければ、この中にも人間の眞を見出すであらう。本來の人間とは、何と愛すべき生態で、そして無邪氣なものか。
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)
更に新しく他人に回施(えせ)し、彼をして彼自身の真実を自悟せしめるための媒介としなければならぬ。
メメント モリ (新字新仮名) / 田辺元(著)