『小さき良心(ちいさきりょうしん):断片(だんぺん)』
自分は人通りを除けて暗い路をあるいた。 耳がシーンと鳴っている。夢中にあるいている。自分はどの道をどう来たのかも知らない。つく杖の音が戞々とする。この太い桜の杖で今人を撲って来たんだ。 ここは何という町かそれもわからない。道を曲って、曲って …