『泡沫の記(うたかたのき):(ルウドイヒ二世と人工楽園)((ルウドイヒにせいとじんこうらくえん))』
森鴎外の「独逸日記」(明治十七年十月から二十一年五月にいたる)の十九年六月のところに次のような記述がある。 十三日。夜岩佐(新)とマクシミリアン街の酒店に入り、葡萄酒の杯を挙げ、興を尽して帰りぬ。 翌日聞けば拝焉(バイエルン=バヴァリア)国 …