『かげろふ談義(かげろうだんぎ):――菱山修三へ――(――ひしやましゅうぞうへ――)』
二ヶ月ばかりお目にかかりませんが、御元気のことは、時々人づてにきいてゐました。さて、僕は今日、人々は笑ふばかりで、とりあつてくれさうもないことに就いてお喋りしたくなりましたので、君にあてて話しかける必要にせまられました。 東路の道のはてより …