『沙羅の花(さらのはな)』
沙羅木は植物園にもあるべし。わが見しは或人の庭なりけり。玉の如き花のにほへるもとには太湖石と呼べる石もありしを、今はた如何になりはてけむ、わが知れる人さへ風のたよりにただありとのみ聞えつつ。 また立ちかへる水無月の 歎きをたれにかたるべき。 …
作品に特徴的な語句
枝(え) 如何(いか) 沙羅(さら)